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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
いまさらの浴衣考
2013年07月05日 (金) | 編集 |
今日のコーデ。最高気温:27.9度(湿度:78%)、天気:雨のち曇り時々雨。
し…湿度がぁぁっ!!
まるでミストサウナの中にいるかのような湿度でありんした。ぐはぁーーーーっ!
坊ちゃん綿麻浴衣、生成り色の麻半幅帯、濃紺のレース組帯締め、ブリキ金魚のぶら下げもの。
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IMG_2017.jpgIMG_2018.jpg
P7058551.jpg
下はエアリズムTシャツ、スポーツタイツ。
いやはや、かなり涼しい着物を選んだのだけど、それでも蒸し暑かったなぁー。帯にバッチリ汗が。麻だし、洗ってみるかね?

さて、表題にあるように、今更ながら浴衣について考察してみる。
いやね、いつもお邪魔しているKu-nyanさんのブログで「『浴衣』が買えない」という記事を読んでから、改めて考えてみたら…浴衣ってもんの存在が分からなくなりましてね(笑)。
私が混乱しているのは、以下の点。
①「浴衣は着物の導入として、気軽に着られる♪」というのは定説で、実際私も生徒にはそういう意図で浴衣の着付けとか教えたりしてる。
②んでも、1枚勝負の浴衣って実は着付けが難しいってのも肌で感じている。
③そういえば自分も、浴衣として買った浴衣はほとんど全く着ていない。
こんなのとか、こんなのとか。
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④それは、「いやー、浴衣で外出できるのは『花火大会』や『盆踊り』か『暑気払いの飲み会』くらいでしょ」という意識がどこかにあって、なんか気恥ずかしいから。
⑤ってことは、浴衣は「普段着物」の中でも特別なジャンルなのか?
⑥特に「サナトリウム浴衣」(自作。去年縫った)は、家の中でしか着られないイメージだぞ。
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⑦だが…待てよ、私はここ最近、襦袢も着ないし足元は素足だし丈も短く着ているし…これってまさに「浴衣風」着付けだよな。
⑧えーーー? 「浴衣」と「浴衣風着物」って、何が違うの????
…と、まあ、こんな感じの混乱っぷりなのである。

みなさんは「浴衣」をどこで見分けます?
私のポイントは、
①柄
②バチ衿
③着付け
らしいです。自己分析してみると、どうやら。
<柄>
藍染め、大柄、古典柄…ってあたりが、浴衣っぽい。
しかし、もちろんこれは浴衣を限定する条件ではなく、普通着物にだって「藍染め・大柄・古典柄」は存在する。
<バチ衿>
バチ衿仕立てだと、「ああ、浴衣だな」と思う。
が、世の中にはバチ衿仕立ての、浴衣じゃない着物だってある。もしかしたら、広衿仕立ての浴衣もあるかも。
なので、バチ衿は浴衣の必須条件とは言えないと思う。
<着付け>
襦袢を着ない、当然半衿もない、半幅帯、丈は短め、素足に下駄…というのが、私のイメージする浴衣の着姿。
だが、最近は「浴衣を着物風に着る」という。下に襦袢を着て、お太鼓を背負って、足袋を履く。
んでも、雑誌「七緖」とかによると「着物風に着られる浴衣と、そうでない浴衣」があるらしい。
着物風に着られるのは、素材感のある織りで、あまり大柄でないもの…というようなハナシ。
むむむ??? このあたりで混乱してくるぞ(笑)。

でね、何を悩むかというと、私自身の感覚なのですわ。
今日のコーデのこれは「坊ちゃん綿麻浴衣」。
P7058561.jpg
柄は浴衣らしい大柄ではないけど、バチ衿仕立てだし、これは襦袢を着ずに1枚で着たいな~と思う。なので、この着物は私の中では「浴衣」なのだ。
でも、こんなのはいかがだろう? 「モノトーン縞阿波しじら」。
P7058563.jpg
バチ衿仕立てだけど、柄は単なる細縞。これは、暑ければ1枚で着るし、涼しくなったら襦袢の上から着ている。お太鼓を背負うのにも抵抗感なし。
つまり、これは私の中では「薄手の木綿着物」である。
でもこの2枚を見比べてみると…何が違うのさ??? と我ながら思うわけで。
更にこれになると、私の中では「浴衣」という認識は全くない。「すいかの綿麻」。
P7058564_20130705204626.jpg
広衿仕立て、暑ければ1枚で浴衣風に着て、涼しくなったら襦袢も着る。お太鼓も背負ったっていい。
むーーーーん、この違いはなんなんだろうなぁ? 素材が「綿麻」だからなのかなぁ?
でもこれは私の中で「浴衣」なんだよなぁ。「南天柄綿麻ガーゼ浴衣」。
P7058562.jpg
バチ衿、大柄。でも、素材は綿麻だし、こういう柄のポリ着物ってありそうだし…。
あーわからん!
わからんってことは、浴衣として着ても着物として着てもいいってことなのかなぁ。
(ちなみに、「坊ちゃん浴衣」と「南天柄浴衣」は、浴衣なんだけど学校に着ていってもいいよね…?と勝手に解釈しているランク。他の浴衣は、学校に着て行くにはカジュアル過ぎる気がしている。その感覚の違いも、我ながらよくワカラン)

んでも、こんな私でも以下の浴衣は着物として着ようとは思わない。絶対浴衣。
P7058554.jpgP7058553.jpgP7058557.jpg
してみると…柄ってことなのかしらねぇ、結局のところ…。
もともとは「湯帷子」で、湯上がりに着る汗取りくらいの存在だったはずの浴衣。
現在ではちょっと境界線が分からなくなっているような気がするワタクシであります。
<まとまらないが…完>

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コメント
この記事へのコメント
あとで
私、このネタ、じっくり話したいからあとで!(←閣下みたい。あたち忙しいの〜って)違います、もっと深く話したいから〜あとで!
2013/07/05(金) 22:31:20 | URL | たま #-[ 編集]
難しいですね。
単衣着物と浴衣、もし仕立ててあるものなら、
仕立て方の違いがあります。
例えば脇の縫いなどの縫い代の始末。
みみぐけなら「浴衣」、折ってまつってあれば単衣。
それも原則で、それをどっちにして着るかは、その木綿着物の
色柄にもよるし素材の状態にもよります。
それと、私は最近首周りをすっきりさせたくて(太ったため)、
浴衣も広衿で仕立ててもらっています。
昔はけっこうごつい木綿の浴衣地が多かったので、
衿がゴロゴロと厚ぼったくて、洗濯してもそこだけ
渇きが悪かったものです。
広衿にすると、乾きも早いですよ。
それと浴衣風着付け、ではなく、じゅばんを着ないのが浴衣、です。
元々は素肌で裾除けのみで着たものですから。
だから浴衣と思っていようと単衣と思っていようと、
じゅばんを着ない着方は「ゆかたとして着ている」
ということになりますね。
昔ながらの考え方でいくとそうなります。
2013/07/06(土) 00:10:57 | URL | とんぼ #-[ 編集]
悩ませて
しまいました?
うわ~、ごめんなさいi-201
でもね~、私も悩むのですよi-241
たまさんの見解をおとなしく待つことにします!
あ、でもぼっちゃん浴衣は、夏着物としていけそうな気がしますけどね?
べにおさんの中で、これが阿波しじらと違うのは・・・なんでしょうね?
麻混の生地感?

下3枚は、確かにいかにも「浴衣」ですねi-179
2013/07/06(土) 00:13:43 | URL | Ku-nyan #yH6F9.XQ[ 編集]
柄ですかねぇ~?
柄が[浴衣]だと襟があっても足袋履いても浴衣ですよね。
う~ん、いまどきの[着物]と[浴衣]の差って結局は柄なんでしょうか?
たまさんじゃないですけど、それこそ『あたち忙しいの!』じゃなくて(笑)ゆっくり話をしたいです。
2013/07/06(土) 02:46:14 | URL | タンタン #hy9433ho[ 編集]
う~~~~ん。
これは悩みますねえ。
私の場合バチ衿であると云う事は関係ないんですが←古着ばかりを持っているのでバチ衿の着物がたくさんある。
やはり布の感じと柄なんですかねえ?
先日初めて「さいごーどん改めダンゴムシ」を着るときにどうしようかかなり悩んだんです。
結局浴衣風に着るには行き先に問題があるような気がして着物風に着ましたが。
浴衣にお太鼓でも普通だと云う説もあるようですねえ。←某妖怪がそんな記事を見せてくれました。
2013/07/06(土) 07:11:59 | URL | ほあかばりきるま。 #-[ 編集]
タイムリー
なんだかタイムリーなお話でした~
浴衣、浴衣風、夏キモノ、はっきりした区別ってだんだん難しくなってますね。
けっこう浴衣を浴衣として着る機会って少ないですし、キモノ風で兼用と思うと
地味系ばっかりになり、知らない人に「あなた地味ね」とか言われたり(汗)
この時期、キモノで出かけようと思うと、何がいいのか分からなくなったりします~。
2013/07/06(土) 11:02:37 | URL | かぐら #FXbBe/Mw[ 編集]
たまさん
あい、了解しました(笑)。
たまさんも沢山語ってくれそうですものね~。ふふふ。
Ku-nyanさんったら、素敵なネタを教えてくださいましたわ(笑)。
では、のちほど♪
2013/07/07(日) 08:33:15 | URL | べにお #-[ 編集]
とんぼさん
なるほど、襦袢を着ない着方は「浴衣として着る」が正しい言葉の使い方なんですね。
あー嬉しい♪ とんぼさんなら、何かしら教えてくださるんじゃないかと思っておりました~♪
浴衣と着物の境界線って、なんだか混乱します。
たぶん、昔はもっと明確だったのではないかと思うのですが…やっぱり「浴衣を着物風に着る」キャンペーン(?)のアタリから、難しくなったような…?
いや、難しくしているのは私だけなのかもしれませんけど(笑)。どうなんでしょうね?
とんぼさんの見解をもっとお伺いしたいです。
2013/07/07(日) 08:38:05 | URL | べにお #-[ 編集]
ku-nyanさん
いえいえ、悩ましくも楽しいお題でございますわよ~(笑)。
去年のKu-nyanさんの「浴衣らしい浴衣」の着姿が好きで、最近の浴衣との違いってのも気になっていたんです。
とくに「木綿着物」と「浴衣」の境界線ってのが、私には難しくてねぇ。
…ま、究極的には「好きなものを好きな風に着る!」ではあるのですが(爆)。
2013/07/07(日) 08:41:35 | URL | べにお #-[ 編集]
タンタンさん
そう、私も最終的には「柄」ってことに落ち着きそうな気がします。
お直しおばさんじゃないけど、いかにも浴衣な柄を襦袢+お太鼓+足袋で着ると、ちょっと違和感を感じるなぁ…。うーん。
今日の会合のお題はコレですかねぇ?(笑)
2013/07/07(日) 08:44:20 | URL | べにお #-[ 編集]
ほあかばりきるま。さん
そうなんですよ、それも私を悩ませる(笑)。
浴衣の着姿といえば
●浴衣+襦袢なし+半幅帯+丈短め+素足に下駄
が私のイメージなのですが、
●浴衣+襦袢あり+名古屋帯+普通丈+足袋 ←着物風
ってのもアリだし、さらには
●浴衣+襦袢なし+名古屋帯+普通丈+素足
ってのも、アリらしい。うがー。
個人的には、「お太鼓しょうなら半衿と足袋は必須でしょ!」という感覚なのですが、体感気温を考えると襦袢と足袋は避けたいしなぁ。
まだまだ悩ましい点が存在しそうです(笑)
2013/07/07(日) 08:50:01 | URL | べにお #-[ 編集]
かぐらさん
浴衣が、「滅多に着ないおめかししてのお出かけ着」というポジションになってしまうと、夏着物との違いが分からなくなりますよね~。
この辺の感覚の違いってのも、難しくさせている一因のような気がします。
こう考えていくと、「日本人が着物を着なくなった」ということも考えないと…うわーかなり奥は深そうだぞ(笑)。
2013/07/07(日) 08:53:22 | URL | べにお #-[ 編集]
ややこしいけど…
よけいに悩ませちゃうかもしれませんが、最近書きました。


http://blog.goo.ne.jp/tombo624/e/ee6ff4c1c32f1bc70e6bba09d87d1eec

浴衣は「湯上り着」が出発点であり、昔は湯屋へ行ったり、
庭先で行水を済ませ、汗を落としてさっぱりして着るもの、でした。
だから日が落ちてから着るものであり、近所の縁日や花火大会に
下駄つっかけて出かける程度…だったわけです。
でも、便利さが買われて、昼間も浴衣を着る、
夕方になったら汗流して別の浴衣を着る…なんてこともあったし、
旅に行くときは、一番上にひつかけてコートのようにも使いました。
近代になって、花火大会に行くのに電車やバスで行く時代です。
状況に合わなくなっているのですから、
浴衣の着られる理由も状況も、変わっているのですね。
だからこそ「同じ木綿だけど、単衣用木綿とゆかた用木綿は」は
元々がベツモノとして生まれたのだ、と考えれば、
単衣に近いもの…と、言うのが一つのポイントかなと思います。

浴衣の生地として生まれたうすで木綿の「晒し」は、
染の技術とあいまって、元々下着(裾除けなども含む)や中着、
褌、肌着として、重宝されたんですね。
木綿しか着られなかった昔は、表はジミでないと…でしたから、
浮世絵なんかにもありますが、ちらりとこぼれるじゅばんや裾よけは
薄手木綿で派手な「染柄」にして、対抗したんですね。
そんな中で、浴衣だけは湯上り着だし、それを着て出るのは
夏の間だけだったから、それで暮らす着物ではない、
という理由で、「派手はダメ」というお上に対抗したわけです。
庶民の知恵ですね。
はやってしまえば、とめようもない…のが庶民の強さですから。
2013/07/07(日) 11:22:19 | URL | とんぼ #-[ 編集]
とんぼさん
丁寧なご説明を、どうもありがとうございます!
記事のリンクも、有り難うございました。
そうでした、こちらの記事を以前拝読したにもかかわらず、自分で考え出すとすっかり抜け落ちておりました。とほほ。
時代の流れと、呉服業界の思惑と、現代の需要と…さまざまなものが絡み合って、浴衣事情を複雑にしているようですね。
昨日、たまさんとタンタンさんとお喋りして、「感覚は知識ベース」だということを実感しました。知識がないと、感覚も養われないんですねー。
かなりゆるくはありますが、私の和装感覚は現代の娘っこ達ほどかっとんではいないようです(笑)。
2013/07/08(月) 17:42:57 | URL | べにお #-[ 編集]
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