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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
「許されざる者」
2013年10月03日 (木) | 編集 |
ゆっくりたっぷり午前11時まで寝て、観に行ってきましたよ、「許されざる者」。
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渡辺謙、佐藤浩市、柄本明、柳楽優弥…というキャストに惹かれ、「フラガール」「悪人」の李相日監督なら間違いないだろう!ということで、以前から気になっていたのだ。

で、感想。
密度の高い、濃い映画。息苦しいくらいに。
もともとは1992年に作られた西部劇映画のリメイクなのだそうな。
でも、舞台を明治はじめの日本に置き換えると…うわー湿度が高いっ!って感じになるのだなー。
暴力シーンも多いし、拷問だってあるし、極寒の北海道だし、遊女がきっかけだし、汚いし、臭ってきそうだし、差別だし、血だし、…こうして思い出すだけで眉間にシワが寄っちゃうような描写が、これでもかこれでもかと続く。
ずーーーっとね、緊張感を強いられる画面なのだよ。緩和が、一切無いの。
しかもこの映画、まったく親切じゃない。丁寧な説明や分かりやすい作りは、一切していないのだ。観客が映像から得られる情報をたよりに、アタマをフル回転して解読しなければならない。
だから、すんごく疲れる。2時間半、めっちゃシンドイ。
けどなぁぁぁ、この映画は…なんつーか、観なきゃいけない映画のような気がした。
人間の醜い所を、こんだけ生々しく、かつエンターテイメントとして魅せる映画って、すごいと思う。
渡辺謙、哀しくてつらくて切ないオトコです。彼が「許されざる者」なのは、きっと彼自身が許さないからなんだろうなー。
佐藤浩市、これも別の意味で哀しいオトコです。傲慢で、とことん嫌なヤツ。なんで彼はそんな生き方になってしまったんだろう…そう思うと哀しいです。
柄本明、居場所を亡くした老人が賞金稼ぎの人殺しを決意するには、どんなドラマがあったのだろう。たまらん。
そして今回、予想外に良かったのが柳楽優弥。
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まさかここまでやってくれるとは思わなかった。いい芝居だったよ、ホントに。
アイヌってのも重要なポイントで、虐げられている彼らが物語に深みを与えている。
いや、アイヌだけじゃない。遊女にしろ、人斬りにしろ、老人にしろ、官軍にしろ、みんながみんな虐げられている。
だから、救いがない。最後まで救いがない。
つらくキビシイ映画です。でも、観る価値は十分にあります。92点。
ネットの評価は低すぎると思う。

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