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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
2017-07-31 (月) | Edit |
<前回のあらすじ>
ウエストサイドストーリーへの暑苦しい愛。
7/29のフリーメイソン浴衣コーデ。

そうそう、まずはお直し結果の報告を。
身丈、身幅ともにバッチリ。胴接ぎした部分も…
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ほら、着付けるとお端折りにキレイに隠れたっしょ? 我ながらグッジョブ!
裄も、斜めに腕を下げた状態でここまで出たし(写真が斜めですんません)
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作戦成功ぉーーーー、ってことでいいね?(笑)

さてさて、久々に電車で都内へ向かう。ぐはーーー、分かっちゃいるけど人が多いな。
当日は隅田川花火大会だったので、さぞかし浴衣姿も多かろう、よって私の浴衣姿もまぎれるだろう…という目算だったのだが、思ったほどは見かけなかったな。時間帯が違ったか?
で、東急シアターオーブに到着すると、けっこう夏着物姿のご婦人がいらっさるもので♪ 絽や紗紬の着姿を拝見できて、眼福眼福。
IMG_5845.jpg
私の座席は3階席。かなりの傾斜で舞台を真上から見下ろすような感じ。うーむ、舞台が遠いなぁ、気持ち入れて観られるかなぁ? と一瞬不安になったのだが。
それは全くの危惧だった! やっぱ生の舞台、しかもミュージカルは迫力が違うっす!
真上から見下ろしているからこそ、ダンスの構成とか位置関係とか舞台装置の転換だとか照明の使い方とか、よく見えるのですよ。これは面白かったなぁ!
そんでもって、映画版が脳みそに染みついているから「えっ、この曲をこのテンポで歌うんだ!」とか「映画とダンスの振り付けが違う!」「えええっ、この曲がここで入るの?!」とか、次々と驚愕の事実が判明するのですわ。もうもうもう、ビックリどっきりでしたわよ!

以下、映画版と舞台版の違い。(※よろしければコチラも参照のこと)
<映画版>
①長いオーバーチュアがある。点にしか見えない映像のバックに作品全曲のメドレーが流れる。
②「♪マリア」のあと、シャーク団+その恋人たちの「♪アメリカ」がある。
③決闘前に、「♪アイ・フィール・プリティ」と「♪クラプキ巡査への悪口」がある。
④決闘後に、「♪クール」がある。メインはアイス(ジェッツ団2番手)。
⑤ラスト、マリアに黒いショールがかけられ、マリアはそれを喪服のようにして立ち去る。

<舞台版>
①長いオーバーチュアはない。
②「♪マリア」のあと、すぐに続けて「♪トゥナイト」がある。
③「♪アメリカ」は女子たちのみのナンバー。シャーク団男子たちは、すでにドクの店に行っている。
④決闘前に「♪クール」がある! なので、メインを歌うのがリフ(ジェッツ団トップ。決闘で死んでしまう)。
⑤決闘後に、「♪アイ・フィール・プリティ」と「♪クラプキ巡査への悪口」がある。
⑥さらに、トニーとマリアの「♪どこか遠くへ」につながる別曲(タイトルがワカラン!)がある! さらにさらに、全員による白い衣装を着た象徴的なダンスと歌がある! うわーーーー、なんじゃこりゃ!
⑦ラスト、マリアに水色のショールがかけられようとするがマリアはそれを払いのけて立ち去る。
⑧ラストのラストは、チノ(トニーを銃で殺害)の絶叫。

…すみませんねぇ、分からない人には全く分からない話だと思いますが、私には衝撃的な違いだったんです。
特に、決闘前に「♪クール」がある(舞台版)のと、決闘後に「♪クール」がある(映画版)のとじゃ、大違いなんですよ!
この曲は「焦るな、興奮するな、クールに行こうぜ」という内容なのですが、決闘前だと「決闘に向けて、気合い入れていこう」というだけの意味にしかならない。でもこの曲が決闘後には「俺たちのトップが殺されて今とんでもない精神状態にあるけど、こんな時だからこそクールにならなきゃいけない。落ち着け、落ち着くんだ!」という意味になるんです。そして、映画版ではこの曲を踊り終える頃には、バラバラだったジェッツ団が新トップのアイスの元にまとまるんです。
それが、舞台版では決闘後に入るのは「♪クラプキ巡査への悪口」。でもこの曲って「お馬鹿なおまわりさんをからかってやる。俺たちが非行に走ったのは社会のせいなんだぜ~」って曲で、コミカルでお遊び的要素が強いんですわ。この曲でトップが殺された後のメンバーの混乱を収めるってのは…いかがなもんだろう? いや、実際の舞台ではそれほど違和感なくつながってましたがね。
同じく「♪アイ・フィール・プリティ」が決闘後に入っているのも、なんだかなぁ。この曲はトニーを待っているマリアが「私は可愛い! 私は素敵! だって、素晴らしい彼に愛されてるんだから!」とのろける歌。映画版では、決闘前のトニーとマリアが結婚式ごっこをする直前に入っていた、これなら分かる。でも舞台版では決闘後にこんな浮かれた曲が入って、歌い終わったところでチノが飛び込んでくる。「知らないとはいえマリアさんよ、この時すでにあんたのアニキは殺されてんだよ、愛しいトニーに。そんな時に『♪アイ・フィール・プリティ』じゃねえだろっ!」…とか、私は思ってしまうわけですのよ(笑)。もちろん、映画の方が見慣れているからってのはあると思うんだけども。
他にも、「そーか、舞台ではこう見せるんだ!」という違いがたくさんあって、それはそれで非常に興味深かった。
んだけども、舞台版はちょっと分かりにくいかもなぁ。逆に、実は映画版はすごく分かりやすく、かつドラマティックに仕上げてあったんだなぁ、ということが分かった。
もともと舞台を映画化したものなのだから、きっと舞台を観た映画監督が「ここをこうした方がもっと…」って考えて、映画版ではああいう風にしたんだろうな。いや、もちろん舞台ならではの面白さとか見せ方ってのもあって、人それぞれだとは思うんだけども。
カメラワークとか、場面の移動とか、ぼかしの演出とか、そんでもって楽曲自体の構成を替えることで楽曲自体のもつ意味を変化させるとか…やっぱりすごい映画だったんだ、「ウエストサイドストーリー」は。
というわけで、私は舞台を観ることであらためて映画の素晴らしさを実感することになったのだった。
わっはっは。
以上、長年の夢だった「ウエストサイドストーリー」の舞台を観ての感想でした。
書いてたら、また観たくなっちゃった。これから、映画のDVD観ま~す。ではでは。
<マニアな記事ですんません。これにて、完>

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DVD観た…。舞台を観たあとだと、映画ならではの演出やオリジナル部分が気にかかる。やっぱいい映画だわ、涙してしまったよ。
さて、明日からまた湯河原旅レポ連載に戻りま~す♪