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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
「東京アディオス」観てきたぞ!
2019年10月14日 (月) | 編集 |
さて、昨日からうずうずして出かけたかったのはコレである。
映画「東京アディオス」
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シネ・リーブル池袋のみ、単館上映。しかも、たったの2週間しか上映しない。
島爺さんが主題歌をつとめたということで観に行ってきた。(←最近 私が映画を観る理由って、いつもこれだな/笑)

もうねー、観る前から情報がたくさん入っていたので(笑)…少々身構えながら観ていたのだが、いやいやもの凄い映画だった!
まず、始まった途端下ネタのオンパレードである。
なんたって「下ネタで天下を取る!」と奮闘する地下芸人の物語なのだから、そりゃあそうだわな。
私はそんなに下ネタが得意な方ではないのだが、これだけ連発だと、だんだん慣れてくる(笑)。
矢継ぎ早に繰り出される下ネタに…笑った。
それが、売れない地下芸人の生活になると、胃がギュッと締め付けられるような痛みを感じた。
お金がない、ネタが浮かばない、AVを観て自慰にふける毎日。
家賃を取り立てにくる男、生活のため芸人を辞める仲間、アパートから出て行けと迫る男、ストレスの捌け口のように怒声を飛ばす若いバイト、実家へ戻って母の世話をしろと憤る妹、過去のトラウマ、手を出したドラッグ…。
これでもか、これでもかと芸人は痛めつけられる。つらい、苦しい、観ていて息苦しくなるほどだ。
なんつーか、とにかくものすごい密度の映画なのだ。
脚本も、役者さんも、音楽も、一分の隙もなくミッチリしていて、濃くて濃くてあっぷあっぷする。
後半にかけてその濃度は加速的に増していき、ラストは…衝撃だった。
エンドロールで島爺さんの「よだか」がかかった時には、その優しさに涙が出て来た。
なんか、この映画の中で彼に優しかったのはこの曲だけだったんじゃなかろうか…?
「よだか」単独で聴いていた時よりも、この曲の優しさが染みてきた気がした。


入場時も退場時も、監督はじめ役者さんたちが沢山並んで、花道を作って挨拶してくださっていた。
うわーーー、小劇場演劇みたいだなー。この感じ、懐かしい。
映画を見終えて花道を通る時、自然と「ありがとうございます!」と深々としたお辞儀が出てしまった。
もの凄い映画を観せてくれて、どうもありがとうございました。
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帰り際にこのポスターを撮影して、改めて思った。
そうか、「妄想スペクタクル」だったんだ。
どこまで妄想でどこから現実だったんだろう…。
最初は「白黒の映像が現実でカラーが妄想?」とか思って観ていたんだけど、いつの間にやらぐちゃぐちゃになってた気がするし。
いや、妄想と現実が入り交じっているからこその「東京アディオス」なのか?
なんだか、色々と考えさせられた映画だった。

<今日のおまけ>
東京アディオス来場記念。
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ステッカーと缶バッジもらっちゃった♪
缶バッジは横須賀歌麻呂さんとじぃちゃん(島爺さん)のコラボ。かばいい♡

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ここから、ネタバレ含みます。














※ここから。


●借金取り立て人の玉山鉄二、よくぞあの役を引き受けたなぁ!(笑)
彼が出てくるとホッとした。横須賀さんと一緒に自慰をするところ、笑ってしまったよ。
なんだろね、あの奇妙な連帯感。あれはオンナにはワカラン感覚だなぁー。
●菩薩になったヒロインが「あなたは身の丈にあった人生を送りました。それで良かったんです」
と微笑みながら言うシーンで、ぐわっと涙が出て来た。
言われて安心したような、「それでホントにいいのかよ?」というような…複雑な気持ち。
●最後、横須賀さんの妹が骨壺を首から提げて、サングラスについたザーメンをぬぐう場面。
「あ、ワンマンライブ観に来てたんだ…」って思って、また泣いた。
キッツイ妹さんだけど、あの妹は憎めない。
◎それにしても、人間にとって「性」というものはそんなにウエートが高いもんなんだろうか?
横須賀さんにとって「性」的なトラウマがあって、それで彼は人生を下ネタにかけた。
そのトラウマから、ある男にひどい暴行をした(もしかしたら殺人?)。
横須賀さんの母は「性」を商売道具にして、横須賀さんたちを育てた。
「性」的快感と下ネタの啓示を受けるために、横須賀さんはドラッグに手を出した。
…そこまでのもの? 「性」って。
なんかねぇ、犬や猫みたいにシンプルにいかないもんかね?とか、考えてしまったよ。