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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
悲しむための時間
2011年05月13日 (金) | 編集 |
学校に遅刻の連絡を入れて、動物病院のあくのを待った。
電話をして、報告すると、その状態ならうちでも同じ判定になると思います、と言われた。
やっぱり、そうか。そうだよね。
他の猫たちが入れない場所に移動して、腐敗が進まないよう保冷剤などで冷やしてから出かけた方がいい、とアドバイスをうけた。
ぐにゃぐにゃの咲夜さんを着物部屋に移動して、保冷剤と氷をたくさん載せて学校に行った。

授業中は気を紛らわすことができたが、一人になるととめどなく涙が出てくる。
仕事にならない。
午後は授業がないので、お昼に早退することにした。
早退届を書きに行くと、教頭先生に「大丈夫?」と聞かれた。彼は私が鬱で遅刻したのだと思ったのだろう。
「私は大丈夫ですが、飼い猫が今朝死んだので、葬儀とかしてやりたいので早退させていただきます」と言うと、教頭先生が無言になった。
ひいたかな? あきれられたかな? たかが猫で早退、とか思ってるんだろうな。
私にとってはとても大事なことなんだ、と心の中で繰り返したが、その反応が気になっていた。
隣席の同僚にも早退するむね伝えると、「お悔やみ申し上げます」と言ってくれたが、「8歳だったら、猫生としては長生きじゃないけど頑張った方ですよね」と続けた。
わかってる。彼は私を元気づけようとしたのだ。
わかってる。わかってるけど…。
これが人間の子だったら、けしてこんなことは言わないだろうに。と思った。

私は子どもを産み育てたことがない。
だから、「人間と猫じゃ違うんだ」と言われたら、反論できない。
人間の子だったら、忌引という期間がある。
その前にも「子どもが危篤なんで」と早退したって誰もが共感してくれるだろう。
でも、猫では共感されない。
あの人にとっては子どもみたいなものだから、というワンクッションを置いても、きっと分かってもらえない。
飼い猫が1匹亡くなる、というのは、それくらい軽いものなのだ。
そうとらえるのが、普通なのだ。私が、きっとオカシイのだろう。
だけど、不公平な気分がぬぐえない。

忌引とは、十分に悲しむための時間。
たかが猫には、その時間は与えられない。
命の重さに変わりはないと、まことしやかに言われているが、厳然と軽重はある。
と感じた。
理屈じゃなく、心で感じた。
でもこんな気持ちも、ペットロスの一言ですまされてしまうのだろう。

帰宅して着物部屋をのぞくと、朝とまったく同じに咲夜さんが寝ていた。
あたりまえだ。
氷で冷やされた体が、カチコチに固まっていた。
ああ、本当に死んじゃったんだ。
ペット葬儀社に電話して、夕方に火葬してもらうことにした。

すいません。この記事に関する反論を受け容れる余裕がないので、コメント欄クローズさせていただきます。
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