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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
かささぎの…(七夕に寄せて)
2011年07月07日 (木) | 編集 |
今日は七夕。ということで、七夕関連の百人一首をご紹介。

かささぎの渡せる橋におく霜の

         白きを見れば夜ぞ更けにける


「かささぎが渡した橋におりた霜の白いのを見ていたら夜が更けてしまったなぁ」直訳すると、こうなる。
なんのこっちゃ、という感じ。
これは中国の七夕伝説を知っていないと、読み取れない歌である。
七夕といえば、織姫と彦星の年に一度の逢瀬だが、では彼らはどうやって天の川を渡るのか?
じつはかささぎという鳥が天の川の上にずらーっと並んで橋を作って、織姫と彦星を逢わせてくれるのだそうな。
(「じゃ、かささぎは彼らに踏みつけにされるの? ひっでー!」とは生徒の感想)
かささぎは黒い鳥で、お腹だけが白い。
では「かささぎの渡せる橋」がなぜ「白」いのか? 
つまり…ずらーっと並んだかささぎの橋を下から(地上から天空を見あげて)見ているわけ。

ちなみにこの「橋」は、宮中の橋とイメージをダブらせている。
ふと見ると宮中の橋にまっ白な霜がおりている。
まっ白な橋…まるでかささぎの橋のようだ、と作者は連想したのだろうな。
さらに、かささぎの橋といえば織姫と彦星の…と連想はすすむ。
恋人たちの逢瀬を手助けする橋を思い浮かべているのだから、当然自らの恋人のことも頭に浮かんだことだろう。
天空を巻き込んだ壮大な恋愛絵巻。
あれこれと考えているうちに、すっかり夜も更けてしまった。

P7073786まぁーロマンチックだこと。という感じの歌である。
橋に霜がおりているのを見ただけで、ここまで連想(妄想?)が膨らむとは…!
大伴家持おそるべし。

画像は七夕の生菓子。
左が「二つ星」、右が「天の川」。かわいいのう♪

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コメント
この記事へのコメント
No title
大伴家持・・・。こちらにお邪魔するようになったきっかけが彼なんですよ。



「うらうらに~~」の歌を検索していて「べにおさんち」の古典のへやにたどり着いたのがきっかけ。



かなり前になりますねぇ。

実はこのブログの前の日記の頃から・・・。



毎日の料理やら、着物コーデやら楽しみです。

(着物はまったく来る機会がないのですが大好き!)



これからもこっそり見ていますので宜しくね
2011/07/08(金) 12:51:00 | URL | いたたん #79D/WHSg[ 編集]
No title
いたたんさん

まぁぁぁ! そうだったんですか。

そんなに昔からこちらに来ている方がいらっしゃるなんて、めちゃくちゃ感激です!

大伴家持がとりもつ縁、ですね♪ うれし♪



「古典の部屋」は、もうずいぶんサボってますものねー。わはははー。

ちょいちょいと、こちらのブログで和歌を紹介してみましょうかね~。

いたたんさんは、万葉集がお好みですか?
2011/07/08(金) 21:31:00 | URL | みやぢ #79D/WHSg[ 編集]
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