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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
読書考
2012年03月03日 (土) | 編集 |
保護者懇親会とかすると、たまーにこんな相談を受けることがある。
「ウチの子、全然本を読まないんですよ~。どうしたら本を読ませられますか?」
国語教師に対する質問としてはメジャーどころ。
なのでイチオウそれらしい回答はするのだが、ホンネはこうである。
「ほっとけばいいんじゃん?」
正直、親からアレを読め、コレを読めと強制されて、本に嫌悪感をもたれる方がイヤだ。
読書って本来楽しいもののはずだから。
ま、それでも夏休みの課題で「読書2冊以上!」とか出すけどもね。
それはあくまで本との出会いのきっかけをプロデュースしているだけであり、どの本を選ぶかは個人の問題。
だってさー、読書って娯楽でしょ?
娯楽の副産物として、もしかしたら思考力とか論理性とか想像力とか養われるのかもしれないけど、お勉強として読書するってのは、なんか違う気がするんだよな-。
だから「試験に出る本ベスト50!」とか、なんか不快。
「本好きが選ぶベスト50!」ならいいんだけどもさ。

国語教師にあるまじきことを言っちゃうと、本なんて読まなくたっていいんだよ、うん。
あー俺は全然本を読まないバカでダメな人間だ-、とか思わないでほしい。
図書館の本を読まなくたって、ゲームはやるでしょ? サッカーに夢中でしょ? マンガは好きでしょ?
そしたら、ゲームの攻略本を読んだり、憧れのサッカー選手の自伝が気になったり、マンガをコンプリートしたりするでしょ?
それでいいじゃん。

読書とか映画鑑賞とか音楽鑑賞とか、絶対もともとは単なる娯楽で「楽しいからやっていた」はずなのに、いつの間にか「推奨すべきもの」「やるべきもの」になっちゃったみたいで、本質じゃない気がするんだよな-。
強制されたら、つまんなくなるじゃん。

ただね。世の中にはこういう面白いものがあるんだよ、って人生の後輩に伝えていくのはオトナの醍醐味だと思うのさ。
こんな面白いものがあるのに、知らないなんてもったいない!
だから、こんな本があるよー、こんな映画観た? こんな音楽もいいよなー、って紹介はしていきたいのね。
それで「へー面白そう♪」って思ったら、それらに当たってみて欲しいし。
「ふーん、あんまり興味がないなぁ」って思ったら、自分は何に興味があるのか探して欲しいし。

先述の保護者質問をするようなお母さんって、大抵ライトノベルとかマンガを低く見てるんだよね。ヘンな本じゃなくて、文学作品を読ませたいらしい。
…文学作品って後世の評価で、当時は白い目で見られていたものも多いんだけどなぁー(笑)
私の回答はこうです。
「そうですねー、お母さんが読んで面白かった本をお子さんに紹介してみたらいかがですか? 強制されたら読書なんてしたくなくなりますよ。お子さんが読みたい本を読ませてあげてください」
にっこり笑ってこう言うと、保護者さんは狐につままれたような顔をして退却する。はははー。
難しい本を読むからえらいんじゃない。本をたくさん読むから成績があがるわけじゃない。
もっと言えば、勉強ができるから素晴らしいわけじゃない。当たり前のことなのにね。

してみると、全ての学問ってもともと娯楽な気がする。
面白いからやるんだよなー。

土曜日は黄ちゃんバナー。br_decobanner_20110613205959いつもありがとです。クリックしてくれたら、黄ちゃんうれしいの♪ 
おばちゃんったら、古事記の雑誌を読んでいろいろ考えたらしいわよ。
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コメント
この記事へのコメント
そういう質問してくる親ってあんまり本を読まない人じゃないかなぁ。本好きなら「自分にとって面白い本が自分にとっていい本だ」って知ってるから。
それに親が楽しそうに読んでたら子どもも興味持つよね。自分が「これ面白いから読んでみたら?」って言えないで他人に聞いてどうするよって思うな。
自分の子どもならどういうことに興味持ってるかわかるだろうから、「こういう本楽しめるかも」って他人よりはわかるよね。

「古事記」の本面白そう!!この前 北森鴻の「邪馬台―蓮丈那智フィールドファイル〈4〉」を読んで、この時代って結構面白いよねって思っていたので、私も買おうかな。
2012/03/04(日) 03:07:13 | URL | いたたん #aYDccP8M[ 編集]
共感したので・・・
私は1ヶ月に大体10冊から15冊前後読みます。
今、ブログの横に読書メーカーってブログパーツつけて読んだ本のカウントもしてます。
しかし!高校生の息子は本はあんまり読まないです。
漫画や攻略本は大好きです。
そのかわりって言うのも変だけど数学「だけ」が得意です。
得意って言うより好きなんでしょうね。
考え方も面白いです。
私が絵を描くのとか本を読むのが好きなのと一緒なのかと思ってます。

得意なものばっかりだったら、人生つまんないだろうなと思うのでそれでよしです。
実際、育てている方も面白かったので。
それにまったく読まないってわけでないです。
チーム・バチスタのシリーズだけは好きで新刊が出るたび買ってます。
大人になるともっと好きな分野の本に出会えるのかもしれませんね。
2012/03/04(日) 09:45:09 | URL | ぺん #Dj3FGJNU[ 編集]
いたたんさん
話題作りの一つなのかなー、とも思うんですけどね。
これと「国語の成績を上げるにはどうしたらいいんでしょう?」ってのは、定番の質問なのです。
明快に答えられない自分も悪いのですが…。
親が楽しそうにやってたら、子どもも興味をもつ。その通りだと思います。
読書=国語力アップ、って考え方がどうも好きじゃないんですよね-。はははー。

古事記の雑誌、お薦めですよ♪
写真やイラストも豊富で、分かりやすいです。
2012/03/04(日) 20:35:08 | URL | みやぢ #-[ 編集]
ぺんさん
わはー。共感していただけて嬉しいです。
それにしても1ヶ月に10~15冊って、ものすごい読書量ですね!
私も読書は好きなのですが、読み始めるまでが時間がかかって…未読本が10冊くらいあります(汗)
息子さん、好みがはっきりしていますね~。理系の頭なんだろうな。
私はバリバリ文系脳なので、数学的な考え方ができる人は憧れます。ま、無い物ねだりなんですけどね。
自分とはタイプの違う息子さんを、「面白い」と認められるお母さん。素敵だなぁ!
「面白い」とか「楽しい」って、実は最優先されるべきことのような気が、最近してきました。私は長いこと楽しむことを悪だと思っていたもので、新鮮な考え方です。
人間、楽しんで生きたっていいんですよねー。しみじみ。
2012/03/04(日) 20:40:31 | URL | みやぢ #-[ 編集]
だよね〜
夫の幼なじみは、読書しない映画観ないテレビ観ないけど、東大理系で大学院まで行き、現在は研究者ですよ。お勉強と読書は関係ないし、成績と読書も関係ないよね〜!本を読めば成績アップっつーなら、私も東大楽勝で入ってますわ(爆)そのくらい、読むもんな。
ああ、こういう先生は、ココロ強い〜。
本は楽しくて読むもんですわ♪
映画も音楽も楽しいものですよね(^^)/
2012/03/05(月) 00:50:56 | URL | たま #kgF4uuNg[ 編集]
たまさん
だよね~、だよね~♪ って曲がありましたな、そういえば(笑)
でもでも、ですよねーっ? あー、共感していただけて嬉しいわ~♪
娯楽は娯楽として楽しめばいいと思うのに、そこに余計な付加価値をつけて楽しめなくさせるってのが納得いかんのです。
今日の自習時間に、たまっている課題もやらんと、本を読んでニヤニヤしている少年がいたっす。
勉強せないかん時に、つい読んじゃう読書。
これぞ、読書の本質!とか、勝手に思ってにこにこしてしまいました。
…けど、おまいさんは勉強した方がいいぞ、うん…あの成績はヤバイ、とか思いつつ(爆!)

娯楽は素直に楽しみましょう!って感じですよ、はい。
2012/03/05(月) 21:26:04 | URL | みやぢ #-[ 編集]
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