不定期更新のつもりが毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居をメインに、日々の記録を積み重ねています。
名前を知るということ。
2015年04月25日 (土) | 編集 |
今日のコーデ。最高気温:21.6度(湿度:36%)、天気:晴れ…?
とーさんの紬単衣、亜土ちゃん帯、青磁色の暈かし帯揚げ、ブルーグレイの帯締め、白地に赤いバラの刺繍半襟、灰色の足袋っくす。
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下は麻の二部式襦袢、エアリズムTシャツ、エアリズムステテコ。
今日は、赤いバラが好きだった亡き父の誕生日。
なので、4/25は毎年こんな感じのコーデになる。
今日の気温だとちょっと暑かったかな。でも湿度は低かったので、風さえ吹けば快適快適♪

さて、昨日の記事で「この植物はなんて名前なんだろう?」というようなつぶやきを載せたら、沢山の方がコメントで教えてくださった。まさか、こんなに反響があるとは…意外でしたわ~(笑)。
で、教えていただいた名前を画像検索したことで、なんとなーく「これじゃね?」というのが見えてきたので、以下ご紹介。
●これは、間違いなく木蓮でござんした。
IMG_3959.jpg
●学内の植物の手入れをしてくださっている用務員さんに訊きました。
IMG_3961.jpg
私:「あれは、あやめ? しょうぶ? かきつばた?」
すると、用務員さん:「ジャーマンアイリスです」…まさか全て外れるとは(笑)。
●物議を醸した、これ。
IMG_3962.jpg
タンタンさんいわく「庭桜? 花海棠(はなかいどう)じゃないよね?」
とんぼさんいわく「花桃(はなもも)ですかね?」
さっそく、画像を検索してみました。
<庭桜>
niwazakura.jpeg
<花海棠>
hanakaidou.jpg
<花桃>
hanamomo.jpg
…見比べると、どうやらウチの学校のコイツは「庭桜」っぽい気がしました。
でね、コイツとは違うんだけど、とんぼさんが教えて下さった「花桃」って、こないだ桜を見に行った茨城自然博物館の公園で見かけたのがまさに「花桃」だと思いました!
コレ そのときの記事はコチラ
IMG_0882.jpg
…あれ? 枝振りが違うかな? いかん、謎が深まってしまった(笑)。
●で、こいつ。「馬酔木(あしび・あせび)」説と「満天星躑躅(どうだんつつじ)」説が流れましたが…
IMG_3964.jpg
<馬酔木>
asibi.jpg
<満天星躑躅>
doudanntutuji.jpg
似てる感じなのですが、花の付き方が違うんですね~。これは満天星躑躅に軍配があがりました。
はー、知らなかった名前が分かってとてもスッキリです。みなさま、どうも有り難うございました。

そして、名前が分かったら、これまでとは違った心持ちでその植物を見ている自分に気づいたのですわ。
それまでは「なんだか分からんけど、可愛い♡」「なんだか分からんけど、キレイ」と思って眺めていたものが、急に輪郭がくっきりするというか、自分にとって「トクベツ」なものになるんですな。
その感覚が、すごく面白かった。
サンテグジュペリの『星の王子さま』の中で、王子さまは自国(自星?)に残してきたワガママな1輪のバラの話をする。そして、目の前のたくさんのバラに向かってこんなことを言う。「でもボクにとっては、あのバラは特別で大切なんだ。君たちとは全く違う特別なバラなんだ」(←うろ覚えなんで、こんな感じのこと…程度ですが)
夢枕獏の『陰陽師』では、あやかしにウッカリ本名を言ってしまった源博雅が「呪(しゅ)」に縛られて動けなくなってしまう。
…これらに通じるところがあるような気がしましてね。
名前を知るということは、相手を少し知るということで、相手を知るということは、その相手をトクベツに思うこと。
名前を知るということは、相手と呪によって縛り縛られること。
知ることで、相手との関係性が初めて生まれるんだな-。
なんてことを思ったわけですわ。
これって、着物なんかでも同じで、「なんだか分からないけど、スベスベヒンヤリして着心地いい着物~♪」というのが、「それ大島紬だよ」と教えてもらったことで、(大げさかもしれないけど)目の前がぱーっと開けて関係性が築かれるのですよ。
そうすると「大島紬」ってものに興味が出てくるから、それをもっと知りたくなったりして関係性が深まるのさ。
名前を知らなければ、開かれなかった世界。そういうものは、確かにあるなぁ。
大きくまとめて言うならば、勉強ってそういうもんじゃないかと思ったのさ。

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コメント
この記事へのコメント
あれぇ花の名前には自信あったのですが、木蓮しかあってないとは。
でも馬酔木とドウダンツツジの違いがわかったのでよかったです。
これで紅緒先生と私との間に馬酔木とドウダンツツジを巡る関係性が生まれてしまいましたね。世界にはたくさんの物語があるものです!
2015/04/26(日) 07:25:44 | URL | naruru #-[ 編集]
名前を知るってほんと、大切なことだと思います。
字をみただけでイメージできたりもしますし、
まず名前がわかったことで距離間がちぢみますものね。
ついでにかわった名前は「イミ」を知るとおもしろいですよ。
満天星躑躅、または「灯台躑躅」
「満天星」は、中国の故事由来で、仙人が薬を作ろうとしたとき、
使っていた霊水がこぼれて飛び散り、
それがこの木の枝にはね飛んで、満天の星のようになった…
というお話。
また「灯台」の方は、岬の灯台ではなく、
平安時代に出てくる、黒い細い棒が三本組み合わさって、
その上に白い紙みたいなので覆った中に、
お皿が入ってて灯をともすアレ。
ドウダンは花のついた枝が、3本に分かれるのと、
先に白い花がつくのとで、「灯台」とした…という説、
があるんです。
ちなみに我が家では、あの花の先にうっすら赤い色が、
筆に絵具を含ませたようにいろづいている「更紗満天星」が
今真っ盛りです。
「サラサドウダン」とカタカナで書いたら、口の悪い友人が
「サラダウドン」と呼んだと…。名前ってダイジだ…。
2015/04/26(日) 11:21:20 | URL | とんぼ #-[ 編集]
ほんと、名前は大事ですね。
反対に名前なんてただの名前であって本質とは別物さ。なんて言葉もありますが。
そしてカタカナよりも漢字。←「漢字」と変換されるまでに「感じ」やら「幹事」やら色々出てきて時間がかかった(爆)
字を見るとその意味、由来が分かってくるから更におもしろいんですよねえ♪
カタカナはあきまへん。
読み間違えることが多すぎるんですもん。
先日は誰かが降圧剤の「アムロジピン」を「アムロ美人」と云ってて笑い転げましたわ。
2015/04/26(日) 18:04:53 | URL | ほあかばりきるま。 #-[ 編集]
naruruさん
わはは! そうですなー。
新たな関係性が生まれたことに、カンパイ(笑)。
植物の名前に詳しい方って、憧れます。
野に咲く花の名前をすらすら言えたりしたら、素敵ですね。
2015/04/26(日) 20:16:37 | URL | べにお #-[ 編集]
とんぼさん
おおっ! なんと中国の故事まで教えて頂けるとは…♪
「満天星」のエピソード、素敵ですねぇ。いと浪漫ちっく♡
更紗満天星というのは見たことがありませんが、とんぼさんの「筆に絵具を含ませたような」という表現が美しくて、目に浮かぶようです。
で。
サラサドウダンは、私も「サラダうどん」と変換してよだれを垂らしてしまいそうです(爆)。カタカナって、意味を失わせますよねー。
2015/04/26(日) 20:20:50 | URL | べにお #-[ 編集]
ほあかばりきるま。さん
うん、うん、分かる分かる。
漢字は表意文字ですからねぇ、どうしても意味がつきまとう文字なのですわ。
こないだ名前に「虎」が入っている生徒がいましてね。「寅年生まれ?」と訊いたら、違うとのこと。「寅の刻(午前2~4時)生まれ?」と訊いたら「そうです!」とのこと。これなんかも、漢字自体の意味+古時計の意味ですもんね。面白いわー。
追記:
「漢字自体」と入力しようとしたら、「幹事辞退」と変換されてうら寂しい気持ちになってしまいましたわ(笑)。
2015/04/26(日) 20:24:37 | URL | べにお #-[ 編集]
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