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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
おれって、すごくないなぁ。
2017年11月14日 (火) | 編集 |
本日、体調不良につき欠勤。
風邪かと思われる…頭がぼーっとし、寒気、頭痛。あと、お腹が下りまくり。トイレの住人。
熱い飲み物(お茶とかコーヒーとかスープとか)を飲んでは寝る。
なんと、合計7時間40分も寝た! 普段4~5時間睡眠なので、これは素晴らしい。
で、ヨガ友のおかげか、長時間寝ても腰にきていない。これが嬉しい。

身体が弱っているせいか、どーも考えが薄暗くてね。
このところ頻繁に頭に浮かぶのが「おれって、すごくないなぁ」という言葉。
これ、水曜どうでしょう「対決列島」で牛乳早飲みに破れたヤスケンの「オレ、あんまりすごくないなぁ」からの言葉なんだけども。
巨大なコンプレックスのかたまりである私は、常に「自分はダメだ」「何をやっても周囲に劣る」「だから人一倍頑張らないといけない」って思考に支配されているわけなのだが、そのくせ心のどこかでこう思っていたようなのだよ。
「でも私、授業だけはすごいんです」って。
たぶん、そう思いこむことでなんとか自分を保とうとする自己保身の言葉でもあったんだろうけど、授業アンケートでも好評価だし生徒の反応もいい(と感じる)から、これには自信をもっていたんだなー。実は。

けど今年高3の授業をもって、とくに今学期になってから入試対策の問題演習ばかりをやっていて、「おれって、すごくないなぁ」としみじみ実感するようになったのだ。
自分でも生徒と同じ問題を解いて、自己採点とかやると生徒たちより全然できてないのよ(笑)。
うがー、教師なのに恥だ恥! もっともっと勉強して頑張って、生徒よりもできるようにならなきゃ…って思ってたんだけど、先輩教員に「そりゃ、現役にかなうわけないよ」とアッサリ言われ。
そうか…、そりゃあそうだよな。と納得した。17~8才のフレッシュな脳みそに敵おうと考えること自体、傲慢だ。
しかし、だとすると、私は高3の彼らに授業で何を教えたらいいんだろう?
教科書を使った授業であれば、本文に関連した内容を紹介したり、本文に即して彼らに考えさせたり、本文をより楽しむため読み方をアドバイスしたり…今までの経験値で様々な引き出しをもっている。
だが、問題演習の授業は本文と向き合う時間はわずかだし、本文の内容を発展させることにあまり意味を見いだせない。一つ一つを深く読むより、数多くの文章や問題に接して慣れることの方が重要だ。
かといって、「受験に役立つテクニック」なんてものは知らないし、そんな簡単なテクニックなんてあるはずがないと思う。
じゃあ、私は授業の50分、何をしたらいいんだ?
ここで、すごーーーーーく辛くなったんだよなー。何を教えたらいいのか、分からない。

だから2学期はじめは、ものすごく辛かった。自分の存在意義が分からなかった。
それが、2ヶ月問題演習をやってきて、ある程度授業スタイルが確立してきて、生徒の方も「この授業はこーゆーもんだ」という意識になってきて、ようやく少し肩の力が抜けてきた。
毎回4時間かけて予習して解説を作るけど、「みんなが同じやり方で読めるかどうかは分からんけど、私はこんなふうに読み解いたよ」という視点で授業を組み立てるようになってきたのだ。散々苦しんだあげく、あくまで「私目線」。
そして前述の言葉に至る、「おれって、すごくないなぁ」。
そう、実は私の授業はすごくなかったのだ。たいしたことない、誰でもできる授業だったのだ。
それを私は分かってなかった。自分だけが、「でも私、授業だけはすごいんです」って思ってた。
莫迦じゃないの。
本当はすごくないのに、すごいって思われようと頑張ってた。化けの皮がはがれるのが恐くて、ハムスターの回し車みたいにずっと前に向かって駆け続けてきた。
でもねー、きっととっくの昔に周囲は気づいていたんだと思う。同僚たちも、生徒たちも。
ってことはさ、すごくなくても同僚も生徒たちも私を受け容れてくれていたってことよね。
自分を保つための「でも私、授業だけはすごいんです」だったから、「すごくない」って認めたら自分が壊れちゃいそうで恐かったんだけど、実際は「すごくなくても大丈夫」だったわけで。
なーーーーーーんだ、って思ったね。
すごくなくても、役に立たなくても、弱くても、何もできなくても、いいんだ。
すごくならなきゃ、役に立たなくちゃ、強くならなきゃ、何かできなくちゃ、って頑張らなくてもいいんだ。
それでも、生きていていいんだ。存在していていいんだ。
ちょっとビックリ。

今日、学校を休んで「ああ、また同僚にも生徒にも迷惑かけたー」って思ったけど、心のどこかでヤスケンが「おれって、すごくないなぁ」って言って、大泉さんが「今更何言ってんの、莫迦じゃないの」って言った気がして、笑っちゃったよ。
そうなの、私はすごくないの。すごいフリをする必要もないの。
だって、とっくにばれてんだから。
すごくなくても大丈夫なの。生きてていいの。
頑張らなくていいの。我慢しなくていいの。
案外そういうものらしい。

…あら、書いているうちに薄暗い考えだったはずが薄明るい方向へ行っちゃったよ(笑)。
さて、お粥でも食べて薬飲んで寝るかねー。

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コメント
この記事へのコメント
べにおせんせ~!!
そこに辿り着くところがすごいですよ
今、鬱で休職中の主人に読ませてあげたいけど
そこに至るまでの過程というか入り口でまだのちうちまわってる主人にはまだうまく実感や共感が持てないだろうな~と思うと……
ともかくとても素晴らしいと私は思いました
2017/11/14(火) 20:41:04 | URL | 東野朱乃 #-[ 編集]
東野朱乃さん
わはー、お恥ずかしい~。でも、どうも有り難うございます。
ちょっと前まで「でも私、授業はすごいんです」って密かに思っていたってこと自体、気づかなかったんですよ。そんな傲慢なこと、コンプレックス魔神の私が思うわけがない、と思ってました。
でも、そうだったんですよねー。「おれってすごくないなぁ」って言葉がストンと入ってきた途端、「ってことは、今まで私は自分のことをすごいって思ってたんだ…」と腑に落ちたんです。
この、「腑に落ちる」って感覚が鬱の人には特に重要なことのように思います。理屈で分かってるだけじゃなく、心から納得できる感覚。腑に落ちると、認識の歪みに気づいて楽な思考をすることもできるようになる…と私は(体験から)思っています。
ご主人、休職中なんですね。私も丸々一年休職した経験があります。休職してても、本人の心は安まらなかったりするので、どうか心から休めるように。「うつぬけ」は、必ず来ますから。
って、ご存じのように、私も完全にぬけたわけじゃないですけどね(笑)。
2017/11/15(水) 21:49:03 | URL | べにお #-[ 編集]
はじめまして。着物の整理法など検索しておりまして、こちらにたどり着きました。とても分かりやすく、綺麗な収納と、素敵なコーディネートとても参考になります!!

拝読してべにおさんは几帳面な方なんだな、と思っていたら教員をされていたとは…。実は夫が教員をしておりまして長年高3を受け持っておりました。激務本当にお疲れさまです。

入試問題をしっかり解いてみた、というところ素晴らしいと思います!生徒を思って努力されていらっしゃるではないですか…。夫の受け売りですが入試対策をしたりアドバイスをするのに入試問題を解くのはとても役立つそうで…。毎年繰り返していると少しずつですが生徒よりも回答スピードと正答率は上がってゆくそうです。私にはほんとに若い頭に追いつけてるのかい?って半信半疑なのですが…(^^;

うつ病を治療中とのこと、どうぞご無理をなさらない範囲でお仕事に、着物にこれからも素敵に輝いた、べにおさんでいらしてください。
これからも陰ながら応援しております。乱文失礼いたしました。
2017/12/15(金) 11:22:40 | URL | たん吉 #-[ 編集]
たん吉さん
いらっしゃいませ! コメントどうも有り難うございます。
あら~。ずいぶん前の記事からご覧頂いたようで…どうも、どうも、有り難うございます~。収納の記事なんて書いたっけ?とか、書いた本人は忘れております(笑)。
いやー、ご主人高3を長く受け持っていらっしゃったのですか! それは大変だー。私は高3はかなーりしんどかったです。精神的にやられますわー。今日で高3の全ての授業が終わって、ホッと胸をなで下ろしている次第です。
うつ病とは長年の付き合いでして、ぼちぼち20年にもなりますわ。完治は難しいですけども、一生懸命休みをとったり、頓服で薬を飲んだりと、それなりにコントロールできるようになりつつあります。ま、それでも毎年秋はキビシイ精神状態になりますが(笑)。
応援うれしゅうございます。また覗きにいらしてくださいまし♪
2017/12/15(金) 21:32:50 | URL | べにお #-[ 編集]
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