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いつの間にやら毎日更新。着物と猫と料理と映画&芝居&ライブ・ときどき旅をメインに、日々の記録を積み重ねています。
米津玄師 2019 TOUR/脊椎がオパールになる頃。その6
2019年03月16日 (土) | 編集 |
<前回のあらすじ>
7曲目~15曲目。

<LIVE!その3>
勢いのある曲で大盛り上がりしたあとの、米津さんのMC。
私の記憶を手繰りながら書いていくので、米津さんの言った言葉どおりじゃないだろうし、微妙なニュアンスなんかもきっと違うけど、素敵で大切な言葉をたくさん聴いたなーって思うので、以下覚えているかぎりを記録します。

○去年は大きな変化の年だった。ドラマの主題歌を歌って、おじいちゃん・おばあちゃん、小さい子ども、広く遠くまで聴かれた。ありがたい。とってもありがたいけど、一定のところを超えてしまうと、どこか他人事のように感じていた。不謹慎かもしれないけど、山火事を前にしてバケツ一杯の水をもって、呆然と立っている感じ。聴いてくれるのがあたりまえって風に思わないで、今後もやっていかないと。
○長くやってると、昔聴いていた人が「(米津玄師は)変わっちまった」って離れて行ってしまうこともある。根っこのところでは変わってないんだけど…年をとるにつれ、時代が変わるにつれ、根っことの付き合い方が変わるだけ。その変わっていくことこそが美しいと思うし、音楽は変わって行かなきゃいけないと思う。
○「変わっちまった」って言われると、哀しいし、怒ったりもするんだよ。けど、そうやって離れてしまった人たちを、「じゃあ、もうこちらとは違うところでどうぞ」と切り離すこともしたくなくて。米津号だという船だとしたら、そこに乗っている人を一人もとりこぼしたくない。
○「そんなの理想にすぎない」と言う人もいる。でも理想と現実、悲観と楽観、相反するモノに両手をひっぱられながら中道を歩いて行く。普遍的なものを作るって、そういうことだと思う。今は離れてしまっても、1年後、2年後、10年後にまた僕の音楽を聴いて、リンクして帰ってきてくれる。そんなことを考えながら、続けていきたい。
○今回のツアー、こうやって沢山の人が聴きに来てくれる。一人一人それぞれの人生の膨大なデータが詰まっている中で、一つか二つか、僕の音楽に共感してここに来てくれている。それは天文学的な確率で、とんでもなく有難いこと。美しい、ホントに陳腐な言葉でしかいえないけど、美しい風景だと思う。この美しい風景を、これからも見続けたい。
○これまで自分が信じてやってきたことが、間違いじゃなかったって。こうして沢山の人が聴きに来てくれるってことで、証明された。みんなが証明してくれた。ありがとう。

…こんなことを語ってくれたと思う。もっと言葉を費やして語ってくれたんだけど、それも雄弁に語るんじゃなくて、訥々と「自分の想いを表す最も適切な言葉」を探しながら喋ってる感じだった。米津さんは、やっぱり「吟味された言葉」を使う人だなぁー。
なんかね、何万人という人がいる中で、それぞれ一人一人に語りかけるような言葉たちでね。会場にいた誰もの心に染みたことと思う。一言も聞き洩らすまい、って空気だったよ(笑)。
自分から離れていってしまった人のことを、「仕方がない」「その程度の関係だったんだ」「相性が悪かったんだ」って切り捨てるのは実はとっても楽なことで、そうすることでそれ以上自分が傷つかなくて済む。そう考えないと、前に進めない。…これってありがちな考え方で、私も何度となくそうしてきた。
「変わっちゃったね」と言う人に、「変わってなんかないってば!」と根拠もなくただ叫ぶだけで、次第にあいていく距離をどうすることもできずに、最後には諦めて、切り捨てることで自分を守るしかできなかった。
でも、米津さんは楽をしないんだね。これからも自分が傷つくかもしれないのに、離れて行った人のことを気に掛けつつ、しかも前に進もうっていうんだね。自分は変わっていくとはっきりと明言して、自分が美しいと思うものを作り続けていくんだね。
まったく…なんて人だ! 菩薩か?
この人は、世界と常に正面から対峙している人だなー。
ときに痛々しいほどの真っ向勝負だ。
誠実すぎて、真摯すぎて、どっか不器用で、ブレない芯が通っている。
強いんだか、弱いんだか、不安定なんだか、安定してるんだか…。今後も目が離せないな、こりゃ(笑)。

語り終えた米津さん、ギターを抱えての再開です。
すんません、ここからはもう腑抜けています。魂とんでますので、曲ごとのコメントが激減しますー(涙)。

16:Nighthawks
大好きな歌。ナマで聴けてシアワセ…。

17:orion

スクリーンに満天の星。
「♪結んで欲しくて~」の歌詞が、なんだか特別に聞こえた。結んでほしい…繋がりたいってことなのかなー。

18:lemon

会場にレモンの香りが広がる。←比喩じゃなくて、ホントに。そういう演出なの!
あーーー、前回聴いた時は切なくて哀しくて…って気分になったけど、今回はもっと落ち着いた気分。淋しいけど、もう心は波立たない…鎮魂歌って感じに聞こえたなぁ。面白いね、聞こえ方って変わるんだね~。

「米津玄師でした。有り難うございました」
そう言って米津さんは去り、ステージ上部の三角形オブジェが舞台上に下りてくる。
そこに映し出される、中国語の文字と脊椎の画像…。あー「脊椎がオパールになる頃」、終わっちゃった-。
…って、終わらせないってば!アンコールだってば!!
会場の拍手が手拍子になり、しだいに大きな波のようにまとまって響く。うおおおお、すげー、かっけー!
さあ、アンコールの始まりだっ!
<次回、最終回…かな?その7へつづく>

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