2019年12月28日 (土) | 編集 |
<べにお家のねこ自慢、その4>
今回は我が家へ7番目に加入した「まま」を自慢します。
ままちゃんはもともと、ウチのお隣さんがエサをやっていて、お隣の庭に居ついていた野良猫です。
そのまま仔猫を5匹産んで子育てをしていたのですが、1匹、また1匹と姿を見せなくなり…
いつしか仔猫は1匹のみになっていました。
誰か親切な人が連れ去って飼ってくれているのならいいのですが、
次第に減っていくのを目の当たりにすると、どうしても嫌な想像をしてしまいます。
また、急激に痩せていきました。お隣さんがエサをやらなくなったようです。
さらに、最後の仔猫が涙と目ヤニで顔がくちゃくちゃになって辛そうです。
…ダメだ、もう見るにみかねました。
私は野良猫にはエサをやらない主義です。
エサをやって病気を治したかったら…ウチの猫にするしかありません。
我が家の縁側でくつろいでいた母子を、むんずとつかんで拉致しました。

母猫も仔猫もガリガリに痩せていました。
母猫は、すでに離乳している息子猫に、痩せた体でおっぱいをやっていました。
きっと、それしか食べさせるものがなかったからでしょう。
2匹にエサと水をやると あっという間にたいらげて、
ままちゃんは私の手にすりすりと顔をこすりつけました。
「どうもありがとーーーー」と言っているようで、いじらしかったです。
あとでお隣の奥さんに「あの猫たち、ウチで飼ってもいいですか?」とご挨拶に行くと、いろいろ喋ってくれました。
猫嫌いのダンナさんに「もうエサなんかやるな!」と怒られて、最近はエサをやらなくなったのだそうです。
…オイオイオイ、餌付けしといて見殺しにする気かよ?!
と腹が立ちましたが、野良猫に対する世の人の対応とは そういうもんなのでしょう。はあ。

つねに微笑んでいるような顔をして、人間相手に愛想をふりまいて、
それでエサを手に入れて子育てをしていたのでしょう。
精一杯母親をやっている この若いメス猫を不憫に思いました。
-----あれから4年。痩せこけていた母猫は、こんなんになりました。

まるで別人、別猫です。
「ままちゃん」は、現在では「ままま」と呼ばれています。
しっかり食べてふっくらしたら、かなりの美猫だということが判明しました。
我が家の桐谷美玲です。似てませんか-?
そして、あの「不憫な母猫」の面影は 今では全くありません。
日々のエサが確保できて、息子がもう大丈夫となったら、スパーンと彼女は母親をやめました。
息子が甘えてきても「やめてよ」と払い除け、それでも来ると威嚇して遠ざけます。
あっという間に「母子」ではなく、対等な「個人」へと関係を変化させました。
見事です。猫の世界の「自立」は気持ちいいくらいです。
人間の世界もこれくらいハッキリと子離れしたらいいのになぁ…と思いました。
さて、母親をやめてオープンハートしてくれたまままは、気さくで自由なオンナでした。
まままは自分から乗るのは好きですが、抱っこされるのは嫌いです。
無理やり抱っこすると、手加減なしの猫パンチをお見舞いされます。
いわく、「嫌だって言ってんでしょっ!」
まったく気の強いオンナです。
かつての彼女を思うと『あの頃は猫をかぶってたんだなぁ』と、感心します。
今じゃ、息子よりも無邪気な姫っぷりです。若返りました。
人間だったら、チアダンス部のキャプテンで 男子にも女子にもモテるような華やかなタイプ。
前回 自慢した「閣下」とは対照的に、女子力高めです(笑)。
そして、こんなに美人なのに、舌をしまい忘れたり、顔にいろんなものをつけてたりします。

こういうギャップがまた、モテそうです。
でもなー、もうちょっと、美人だという自覚をもって、顔くらい洗って欲しいです。
かように気が強くて女子力の高いまままは、機嫌が悪いと他の猫にケンカを売ったりします。
ターゲットにされる閣下は、「うううう…」と唸りますが明らかに腰がひけており、もう気持ちの面で負けています。
それを見て、まままは「まったく、どんくさいんだから」と鼻で笑ってます。
つえーオンナ、それがまままです。
<その5へつづく>
リクエスト:エンプレス=ディスコ
…女王さま気質なんですよ、まままは。
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今回は我が家へ7番目に加入した「まま」を自慢します。
ままちゃんはもともと、ウチのお隣さんがエサをやっていて、お隣の庭に居ついていた野良猫です。
そのまま仔猫を5匹産んで子育てをしていたのですが、1匹、また1匹と姿を見せなくなり…
いつしか仔猫は1匹のみになっていました。
誰か親切な人が連れ去って飼ってくれているのならいいのですが、
次第に減っていくのを目の当たりにすると、どうしても嫌な想像をしてしまいます。
また、急激に痩せていきました。お隣さんがエサをやらなくなったようです。
さらに、最後の仔猫が涙と目ヤニで顔がくちゃくちゃになって辛そうです。
…ダメだ、もう見るにみかねました。
私は野良猫にはエサをやらない主義です。
エサをやって病気を治したかったら…ウチの猫にするしかありません。
我が家の縁側でくつろいでいた母子を、むんずとつかんで拉致しました。

母猫も仔猫もガリガリに痩せていました。
母猫は、すでに離乳している息子猫に、痩せた体でおっぱいをやっていました。
きっと、それしか食べさせるものがなかったからでしょう。
2匹にエサと水をやると あっという間にたいらげて、
ままちゃんは私の手にすりすりと顔をこすりつけました。
「どうもありがとーーーー」と言っているようで、いじらしかったです。
あとでお隣の奥さんに「あの猫たち、ウチで飼ってもいいですか?」とご挨拶に行くと、いろいろ喋ってくれました。
猫嫌いのダンナさんに「もうエサなんかやるな!」と怒られて、最近はエサをやらなくなったのだそうです。
…オイオイオイ、餌付けしといて見殺しにする気かよ?!
と腹が立ちましたが、野良猫に対する世の人の対応とは そういうもんなのでしょう。はあ。

つねに微笑んでいるような顔をして、人間相手に愛想をふりまいて、
それでエサを手に入れて子育てをしていたのでしょう。
精一杯母親をやっている この若いメス猫を不憫に思いました。
-----あれから4年。痩せこけていた母猫は、こんなんになりました。

まるで別人、別猫です。
「ままちゃん」は、現在では「ままま」と呼ばれています。
しっかり食べてふっくらしたら、かなりの美猫だということが判明しました。
我が家の桐谷美玲です。似てませんか-?
そして、あの「不憫な母猫」の面影は 今では全くありません。
日々のエサが確保できて、息子がもう大丈夫となったら、スパーンと彼女は母親をやめました。
息子が甘えてきても「やめてよ」と払い除け、それでも来ると威嚇して遠ざけます。
あっという間に「母子」ではなく、対等な「個人」へと関係を変化させました。
見事です。猫の世界の「自立」は気持ちいいくらいです。
人間の世界もこれくらいハッキリと子離れしたらいいのになぁ…と思いました。
さて、母親をやめてオープンハートしてくれたまままは、気さくで自由なオンナでした。
まままは自分から乗るのは好きですが、抱っこされるのは嫌いです。
無理やり抱っこすると、手加減なしの猫パンチをお見舞いされます。
いわく、「嫌だって言ってんでしょっ!」
まったく気の強いオンナです。
かつての彼女を思うと『あの頃は猫をかぶってたんだなぁ』と、感心します。
今じゃ、息子よりも無邪気な姫っぷりです。若返りました。
人間だったら、チアダンス部のキャプテンで 男子にも女子にもモテるような華やかなタイプ。
前回 自慢した「閣下」とは対照的に、女子力高めです(笑)。
そして、こんなに美人なのに、舌をしまい忘れたり、顔にいろんなものをつけてたりします。

こういうギャップがまた、モテそうです。
でもなー、もうちょっと、美人だという自覚をもって、顔くらい洗って欲しいです。
かように気が強くて女子力の高いまままは、機嫌が悪いと他の猫にケンカを売ったりします。
ターゲットにされる閣下は、「うううう…」と唸りますが明らかに腰がひけており、もう気持ちの面で負けています。
それを見て、まままは「まったく、どんくさいんだから」と鼻で笑ってます。
つえーオンナ、それがまままです。
<その5へつづく>
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この記事へのコメント
誰かに似ていると思ってました。
そうだ、桐谷美玲さんですね。
美人ほど自分には気を使わないというか、
美人と自覚していないというか。。。
でも何より立派なママです。
そうだ、桐谷美玲さんですね。
美人ほど自分には気を使わないというか、
美人と自覚していないというか。。。
でも何より立派なママです。
2019/12/29(日) 22:08:10 | URL | 奈良の鹿煎餅 #D1bJ3drE[ 編集]
美形なんですけど、無頓着。
でもそこがまたモテ要素…って感じですよねぇ。
ええ、まままは立派なママ「でした」。過去形(笑)。
今じゃすっかり傍若無人なお姫様ですので。
息子を息子とも思っていない感じですのよ。見事な子離れです。
でもそこがまたモテ要素…って感じですよねぇ。
ええ、まままは立派なママ「でした」。過去形(笑)。
今じゃすっかり傍若無人なお姫様ですので。
息子を息子とも思っていない感じですのよ。見事な子離れです。
2019/12/30(月) 19:55:21 | URL | べにお #-[ 編集]
んまぁーこのような不憫な事情があってのことなんですねー。まままの必死な感じを救ったベニオ先生に!気甲斐性を感じます。感動します。
その、猫嫌いのオヤジ(すみません)よりずーっと男前な。さすがです!
今、美魔女の如く美しいまままちゃん。幸せですねー。閣下も私から見ると可愛い女子ですよー。男の子猫しか知らないので、女の子猫は未知の世界です。面白いですね^_^
その、猫嫌いのオヤジ(すみません)よりずーっと男前な。さすがです!
今、美魔女の如く美しいまままちゃん。幸せですねー。閣下も私から見ると可愛い女子ですよー。男の子猫しか知らないので、女の子猫は未知の世界です。面白いですね^_^
2020/01/02(木) 20:18:34 | URL | passionpiano #-[ 編集]
なんかね、いろいろあるもんです。
お隣さんに居ついていたものだから毎日目にしており、母子が変化していくのがたまらなかったのですよ。本当に、「見るに見かねてやむを得ず」って感じでした。
まままは、とっても猫らしい猫です。この回の放送がラジオでされた時には、じぃちゃんはじめリスナーさんみんなが、「THE猫」「お猫様」と評していらっしゃいました(笑)。閣下とは全くタイプが違いますが、可愛いですねぇ。
お隣さんに居ついていたものだから毎日目にしており、母子が変化していくのがたまらなかったのですよ。本当に、「見るに見かねてやむを得ず」って感じでした。
まままは、とっても猫らしい猫です。この回の放送がラジオでされた時には、じぃちゃんはじめリスナーさんみんなが、「THE猫」「お猫様」と評していらっしゃいました(笑)。閣下とは全くタイプが違いますが、可愛いですねぇ。
2020/01/03(金) 21:48:21 | URL | べにお #-[ 編集]
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