2020年01月06日 (月) | 編集 |
先日の島爺さんの生ラジオで、
「愛されたかったら、まず自分から愛する。
人を笑顔にしたかったら、まず自分から笑う。
感謝されたかったら、まず自分から感謝する。」
というようなことを仰っていてね。
「わーい、愛されたいぞ! まずは自分から愛するぞ!」と思って、ふと困ったのだ。
「愛する」って、どうすりゃいいの????
恥ずかしながら私、「愛する」ということが分かりません。
中学生の頃、「“好き”が膨れあがると“大好き”になって、“大好き”の最上級が“愛してる”」
くらいの認識をしていたのだが、おそらくきっと絶対違う(笑)。
「愛する」って何だ??? 世の人はみんな分かっているのかなぁ?
「愛おしい」という感覚は、最近になってようやく分かってきた。
ウチの猫たちや、ウチの生徒たちに対して湧いてくる「まったく、コイツラ可愛いんだから…」という感覚がそれなんだと思う。
そう、「愛おしい」は「可愛い」とちょっと似ている。
ただ「可愛い」は瞬間的に感じるもので、「愛おしい」は時間をかけて感じてくるもののように思う。
「可愛い」は初対面のものに対しても抱ける感覚だが、「愛おしい」は初対面では抱けない。
「愛」という漢字を使うものとしては、「愛でる」という言葉もある。
「愛でる」は「可愛い」よりさらに対象物との距離がある感じだ。
桜を愛でる、という場合、桜という対象とは精神的距離がある。
見るものと見られるもの、という関係がきっちり決まっている気がする。
見られるもの(ここでは桜)は、見るもののことを見ていないように思う。
つまり、一方通行の愛情だ。
「可愛い」は、対象物と距離がある場合にも距離が近い場合にも使う。
キャラクターものを見て「きゃー、可愛い!」と言うときは、「愛でる」と変わらない。
でも「娘が可愛くて可愛くて」と言うときは、近い距離で対象物としっかり見つめ合っている気がする。
これは双方向の愛情と言える。
ここで、「可愛い」という字面を漢文読みしてみた。

「可愛い」は、「愛すべし」という書き下し文になるのだと思う。
助動詞「べし」には大きく5つの意味がある。推量・意志・適当・当然・可能である。
それぞれに当てはめて口語訳すると、
「愛するだろう、愛そう、愛するのがよい、愛するはずだ、愛することができる」となる。
…なんだか、ここで合点がいってしまった。
対象物を見て「これはきっと愛するだろうな」と予感を感じ、「よし、愛そう!」と決める。
愛し始めるとその思いは確信にかわり「そうだそうだ、やっぱり愛するのがいいんだ」と思って、
「いやいや、これは当然愛するはずのものだよ、うんうん」と納得し、
「あー、私が愛することができる対象だったなぁ」とシアワセをかみしめる…。
なるほど、まさに「可愛い」は「愛すべし」なんだなぁー!
…なんて。これは単に、言葉をごろごろ転がしただけ。
結局「愛する」とは何なのか、分かっていない。
じゃあ逆に、「愛されたい」って私は言ったけど、私にとって「愛されている」ってどういう状態なの?
うーん、受け入れられること。どんな私であっても、無条件で受け入れてもらえること。
大切にされること。軽んじられたり、ないがしろにされたりしないこと。
安心できること。すぐに変わってしまうのではないかと不安に怯えたりしないこと。
かなぁ?
…なるほどなぁ、こういう風に子供の頃から扱われたら、きっと自己肯定感というものが根付くんだろうな。
つまり、私にとって「愛する」というのは、
「無条件で相手を受け入れ、大切に思い、その思いを持ち続ける」ということなのかな。
うん、なるほど、私は猫たちを愛してるし、猫たちからも愛されてる。
どうやら生徒のことも愛してるっぽい(笑)。
あれ? でもこの気持ちって、結構いろんな相手に対して持ってるぞ?
親友や友達のことも愛してるし、同僚のことも愛してるんじゃないか?
あれれれ? 「愛する」って、実は結構簡単なこと?
よし、次の愛する対象は「自分」だな。
どんなダメな自分でも無条件で受け入れる。
どんなどうしようもない自分でも大事にする。
そしてそれを継続する。
自分から自分を愛したら、自分からも愛されるようになる。
…ってことかね?
なんか禅問答みたいになっちゃったけど、ここまで考えが至って妙に頭がスッキリした-。
周囲に対して抱いている「愛する」を、今度は自分に向けてみよう。
なんだか、いけそうな気がしてきたぞ。
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「愛されたかったら、まず自分から愛する。
人を笑顔にしたかったら、まず自分から笑う。
感謝されたかったら、まず自分から感謝する。」
というようなことを仰っていてね。
「わーい、愛されたいぞ! まずは自分から愛するぞ!」と思って、ふと困ったのだ。
「愛する」って、どうすりゃいいの????
恥ずかしながら私、「愛する」ということが分かりません。
中学生の頃、「“好き”が膨れあがると“大好き”になって、“大好き”の最上級が“愛してる”」
くらいの認識をしていたのだが、おそらくきっと絶対違う(笑)。
「愛する」って何だ??? 世の人はみんな分かっているのかなぁ?
「愛おしい」という感覚は、最近になってようやく分かってきた。
ウチの猫たちや、ウチの生徒たちに対して湧いてくる「まったく、コイツラ可愛いんだから…」という感覚がそれなんだと思う。
そう、「愛おしい」は「可愛い」とちょっと似ている。
ただ「可愛い」は瞬間的に感じるもので、「愛おしい」は時間をかけて感じてくるもののように思う。
「可愛い」は初対面のものに対しても抱ける感覚だが、「愛おしい」は初対面では抱けない。
「愛」という漢字を使うものとしては、「愛でる」という言葉もある。
「愛でる」は「可愛い」よりさらに対象物との距離がある感じだ。
桜を愛でる、という場合、桜という対象とは精神的距離がある。
見るものと見られるもの、という関係がきっちり決まっている気がする。
見られるもの(ここでは桜)は、見るもののことを見ていないように思う。
つまり、一方通行の愛情だ。
「可愛い」は、対象物と距離がある場合にも距離が近い場合にも使う。
キャラクターものを見て「きゃー、可愛い!」と言うときは、「愛でる」と変わらない。
でも「娘が可愛くて可愛くて」と言うときは、近い距離で対象物としっかり見つめ合っている気がする。
これは双方向の愛情と言える。
ここで、「可愛い」という字面を漢文読みしてみた。

「可愛い」は、「愛すべし」という書き下し文になるのだと思う。
助動詞「べし」には大きく5つの意味がある。推量・意志・適当・当然・可能である。
それぞれに当てはめて口語訳すると、
「愛するだろう、愛そう、愛するのがよい、愛するはずだ、愛することができる」となる。
…なんだか、ここで合点がいってしまった。
対象物を見て「これはきっと愛するだろうな」と予感を感じ、「よし、愛そう!」と決める。
愛し始めるとその思いは確信にかわり「そうだそうだ、やっぱり愛するのがいいんだ」と思って、
「いやいや、これは当然愛するはずのものだよ、うんうん」と納得し、
「あー、私が愛することができる対象だったなぁ」とシアワセをかみしめる…。
なるほど、まさに「可愛い」は「愛すべし」なんだなぁー!
…なんて。これは単に、言葉をごろごろ転がしただけ。
結局「愛する」とは何なのか、分かっていない。
じゃあ逆に、「愛されたい」って私は言ったけど、私にとって「愛されている」ってどういう状態なの?
うーん、受け入れられること。どんな私であっても、無条件で受け入れてもらえること。
大切にされること。軽んじられたり、ないがしろにされたりしないこと。
安心できること。すぐに変わってしまうのではないかと不安に怯えたりしないこと。
かなぁ?
…なるほどなぁ、こういう風に子供の頃から扱われたら、きっと自己肯定感というものが根付くんだろうな。
つまり、私にとって「愛する」というのは、
「無条件で相手を受け入れ、大切に思い、その思いを持ち続ける」ということなのかな。
うん、なるほど、私は猫たちを愛してるし、猫たちからも愛されてる。
どうやら生徒のことも愛してるっぽい(笑)。
あれ? でもこの気持ちって、結構いろんな相手に対して持ってるぞ?
親友や友達のことも愛してるし、同僚のことも愛してるんじゃないか?
あれれれ? 「愛する」って、実は結構簡単なこと?
よし、次の愛する対象は「自分」だな。
どんなダメな自分でも無条件で受け入れる。
どんなどうしようもない自分でも大事にする。
そしてそれを継続する。
自分から自分を愛したら、自分からも愛されるようになる。
…ってことかね?
なんか禅問答みたいになっちゃったけど、ここまで考えが至って妙に頭がスッキリした-。
周囲に対して抱いている「愛する」を、今度は自分に向けてみよう。
なんだか、いけそうな気がしてきたぞ。
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