朝起きて、頭が回らなくて、体も動かなくて。
お弁当も作れないし、朝食も食べる気しないし、なんもできん。
時間だけが着々と過ぎて、出勤の準備もできないのが情けない。
ダメだ、今日は休ませてもらおう。
そう決めて同僚にメールをしたら、フッと心が軽くなった。
脳みそ病の薬を飲んで、寝た。上手く寝られなくて、嫌な夢を見た。
汗びっしょりかいて目が覚めて、その後はボーーーーっとしていた。
甘えてくる猫を膝に抱えて、一歩も外へ出ずに過ごした。
何も考えないように…脳みそが薬で鈍麻してるのが有難かった。

さっき、インターホンが鳴った。
心臓がドキドキした。
モニターで確認すると、同期の同僚のように見えた。
またインターホンが鳴った。さらにドキドキした。
出なきゃいけないかな？　でも出たくない。
モニターの同僚は携帯で電話を始めた。
「車はあるんですが、インターホンには反応ありません。窓はシャッターが閉まってます。べにお先生の親類に連絡取れませんか？」
ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、私自殺したとか思われてる？　これで母親に連絡とられたりしたら地獄じゃん。
慌ててインターホンに答えた。同僚が気づいてくれた。
「心配になって来た」とのこと（我が家は職場のすぐ近く）。
「ドア開けられますか？」と訊かれ、恐怖感に囚われた。
震えて言葉が出てこない。
かろうじて「人に会いたくないんです」と答えると、「そういう状態ですか」とひとまず納得してくれたようだ。
「じゃあ、ゆっくり休んでください」と同僚は去った。
コワイ、コワイ、コワイ、コワイ、コワイ、コワイ…！！
背筋がゾッとして全身鳥肌が立った。涙がダダ漏れする。
生存確認してくるように、多分学年主任とか教頭とかに言われて来たんだろう。
有難いはずのことなんだけど、怖くて怖くてたまらない。
なんで？　いつもだったら休んでも、同僚に家に来させたりしないじゃない。
何年も前に一度、教頭にこのブログのことで呼ばれたことがあったけど、まさかあれ以来定期的にブログチェックしてて昨日のブログを読んだとか？
別の意味で怖い。

あれからずっと、ドキドキして冷や汗をかきながら泣いている。
明日行けるかな？　余計に仕事に行くのが怖くなった…。
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